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シンガポールでの活動を終えて

記事番号: 1-2524

公開日 2011年08月06日

更新日 2012年04月07日

シンガポールでの活動01

シンガポールでの活動02

7月28日から31日までの期間、甲州市産の果実やワインの輸出拡大、そして誘客宣伝を目的に、東南アジアの国際都市であるシンガポールで初めてトップセールスを行いました。 
今回のトップセールスは、山梨県が誇る多彩な観光資源とワインや果実などをピーアールし、誘客そして県産品の輸出拡大を図る「海外トップセールス事業」と並行させていただき、横内正明山梨県知事、広瀬久信JA全農やまなし会長と共に、シンガポール政府観光局、伊勢丹スコッツ店をはじめ関係各所へ積極的にアピールを行ないました。 
特に、フルーツ王国であり、日本ワイン発祥の地である甲州市としては、自然に恵まれた産地の魅力、先人から伝承されてきた歴史文化を全面にピーアールし、「Please visit to Koshu City.(甲州市へおこし下さい)」と、すべての方々に呼びかけました。

◆ワイン輸出拡大のキーワードは「積極的なアプローチ」 
トップセールス初日、日本国大使館の鈴木庸一特命全権大使と会談をしました。 
「甲州種ワインのファンです」と語り出した鈴木大使は、シンガポールとワインについての歴史、文化について説明してくださいました。 
シンガポールは、イギリスに統治されていた歴史があり、ワインに精通している方が多く、古くからワイン文化が人々に息づいています。 
現在、シンガポール国内には、様々な国からワインが輸入されており、日本からも甲州種ワインが輸入され、店頭で販売がされています。 
高級ワインを消費されている方も多く、一般的には日本円で1,500円から3,000円の価格帯のワインが最も消費されています。 
日本を代表する甲州種ワインに「積極的なアプローチを年間を通じて行えば、必ず販売につながる」と鈴木大使はシンガポールの販路拡大の戦略を話してくれました。 
私自身、甲州市の産業の柱であります甲州種ワインの将来性から「地域経済の活性化」へと広がる戦略を感じ取りました。 
 

◆伊勢丹スコッツ店(シンガポール) 
翌日には、伊勢丹スコッツ店において「富士の国フェア」トップセールスを行いました。農産物については、桃の品種である山梨県産の白鳳が、伊勢丹スコッツ店において、1つ、約1500円で売られており、かなりの高額ですが、実際に良く売れているとのことで、日本の果物に対する安心・安全感は思った以上に高いと感じました。 
今後も、農産物の安心・安全については、しっかりと対策を講じ、販売方法を確立していかなければならないと感じました。 
伊勢丹スコッツ店では、10年程前から他の県も物産フェアを行っており、売り上げが当初と比べ格段によくなっているとのことで、他の自治体の戦略を学ぶ必要性を強く感じました。 
また、他の自治体とも単独でなく、合同で物産フェアを開催することで、相乗効果が期待できるのではないかとも感じたところであります。 

シンガポールでの活動03

◆シンガポールの印象 
シンガポールにつきましては、美しく整然とした町並みであり、ゴミひとつ無い緑の大都市といった印象で、町全体で努力してきたことが感じられました。 
国土が狭く日本の淡路島程の面積に500万人が生活しているとのことです。国民の住居は、公団アパートや高層ビルがほとんどで、自動車の所有についても高額な道路通行権を得なければならないなど、狭い国土を有効に活用するための努力を絶えず行なってきた様子が、いたるところに感じられました。 
物価は全般的に高い印象を受けましたが、気候も一年を通して温暖で、暮らしやすいとのことでありました。現在も経済的発展を遂げている国であり、活気のある国で経済力の高さを感じました。こうした国々に甲州市の甲州種ワインや農産物等を売り込んでいく戦略を考えることは今後において、非常に重要だろうと感じたところであります。 
 シンガポールでの活動04

シンガポールでの活動05

シンガポールでの活動06

シンガポールでの活動07

 

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