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令和3年度大善寺の藤切り祭について

記事番号: 1-2807

公開日 2021年05月21日

更新日 2021年05月24日

 令和3年5月8日(日)、大善寺の藤切り祭(柏尾の藤切祭・山梨県指定無形民俗文化財)が行われました。藤切り祭は、「柏尾のお薬師さん」の名でも親しまれており、関東一円の奇祭の一つといわれています。かつては県下の法印・導師が集まり執行され、大蛇に見立てた藤づる(藤の根)を御神木から切り落とし、群衆がそれをお守りとして激しく奪い合う勇壮なお祭りです。

 今年は昨年と同様新型コロナウイルス感染症対策として、大善寺井上住職をはじめ、僧侶、檀家総代の方々のみで執り行われました。儀礼の流れは例年とは異なりますが、本堂で家内安全、無病息災、果樹豊作など様々な願いが込められた護摩祈祷が行われた後、山伏問答、稚児の舞、藤切りなどが執行されました。

 

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祭典の準備

祭典の準備についてご紹介します。

 

■5月2日(日)藤取り

大善寺と檀家総代の方々よって、大善寺周辺の山から藤づる(藤の根)を調達する「藤取り」が行われました。

藤切り祭の主役である大蛇や、それを吊るす御神木、守り藤などはすべての藤を使って作られるため、檀家総代の方々は事前に藤取りの下見を重ね、祭礼に必要な分の藤づる(藤の根)を調達します。

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■5月6日(木)旗立て

「旗立て」とは、祭典の旗を立てる、つまり、祭典準備のことです。

例年通りであれば境内に立てられた約6メートルの御神木に、「タガ」と呼ばれる19本の足場となる藤づる(藤の根)を巻き付けて形を作ります。タガの内側にカシの葉を詰め込みますが、今年は規模を縮小し、御神木は4メートルほど、タガの本数も12本としました。

同時に、藤づる(藤の根)を約20センチに切って表面を磨き、祭当日来訪者に守り藤として配られる「守り藤」を作ります。また、別の組は「大蛇」を仕立てていきます。

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調査報告書の閲覧について

『国記録選択無形民俗文化財調査報告書 柏尾大善寺の藤切り祭』

市内3つの図書館にて閲覧することができます。ぜひお手にとってご覧ください。

 

【市内所蔵図書館】

甲州市立塩山図書館(甲州市塩山上塩後240)

甲州市立勝沼図書館(甲州市勝沼町下岩崎1034-1)

甲州市立大和図書館(甲州市大和町初鹿野1693-1)

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