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施政方針等

記事番号: 1-2216

公開日 2020年02月25日

更新日 2026年08月27日

これまでの施政方針等についてお知らせいたします。

【甲州市議会9月定例会】〔令和8年8月27日〕

 令和8年9月定例会の開会にあたり、議員各位におかれましては、提案した条例案、補正予算案等をご審議いただくことに対し、心から敬意を表します。また、本定例会では14件に及ぶ令和7年度の決算認定についてもご審議をいただきますこと、重ねて感謝申し上げる次第であります。提出いたしました案件の説明に先立ち、私の所信の一端と市政の概要を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げるところであります。

 さて、先月28日の夕刻に発生し、熊本県を中心に最大震度7を記録した令和8年熊本地震では、一般住宅や工場、道路など、多くの建物、構造物の倒壊、更には大型ショッピングモールでの爆発事故など、その様子がメディアを通じて報道されました。非常にショッキングな映像を目の当たりにし、改めて自然災害の脅威を感じたところであります。お亡くなりになられた方々に対しまして謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
 本市としましては、いち早く日本赤十字社を通じた災害義援金の受け付けを本庁舎及び各支所にて開始するとともに、本市のふるさと納税サイトを通じ、寄附金の代理受領も実施しているところです。更には応急対策職員派遣制度による県からの要請を受け、熊本市内の避難所で生活物資配布や在庫管理などに従事するため職員2名を、今月8日から14日までの間派遣いたしました。また来月には、罹災証明発行業務に従事する職員1名を派遣する予定であり、今後も被災地の状況に応じた各種支援を継続してまいります。これに関連し、災害発生時における外部からの人的応援要請に迅速、的確に対応することを目的とし、「甲州市受援計画」を策定したところであります。
 なお来月1日、防災の日には大地震の発生を想定した防災訓練を実施いたします。折りしも、6月の定例会会期中であった6月26日には、県内でも102年ぶりに震度6弱を観測する地震が発生し、本市においては震度5弱が観測されました。このため、深夜ではありましたが緊急の災害警戒本部会議を開催したところであります。この場では本市の管理する施設を始め、市内各種インフラなどの被害状況確認を速やかに実施するよう指示いたしました。大地震の脅威を実感し、発生した際の対処や心構えなど、必要な備えを改めて確認する機会となりましたので、この教訓を今後に生かしてまいります。
 また今月13日には線状降水帯による豪雨の影響で、千葉県内において甚大な水害が発生いたしました。本市の友好都市であり、災害時における相互援助の協定を締結している富津市では大きな被害は出ていないとのことでありましたが、市内各行政区におかれましても、自主防災会、防災リーダーを中心として、地域の実情に、また地震や豪雨など状況に応じた防災訓練の実施をお願いいたします。
 先日は真夜中の緊急地震速報に驚いた方も多いと思います。市民の皆様には有事の際の物的備えとともに、緊急時における心の備えについても、お願いを申し上げる次第であります。

 それでは主な施策、事業等の状況について申し上げます。

 始めに、令和7年度一般会計決算についてであります。
 エネルギー価格を中心とした物価高騰が依然として市民の日常生活に大きな影響を及ぼしていることから、「省エネエアコン普及促進事業」、「物価高対応子育て応援手当給付事業」など、市民生活と地域経済を守るための各種支援を実施いたしました。
 また公共施設等総合管理計画に基づき、「小学校特別教室空調設備設置事業」、「環境センター跡地広場整備事業」、「ぶどうの国文化館改修事業」を推進するとともに、激甚化・頻発化する災害への対応として「災害用トイレカー購入事業」を、脱炭素社会の実現に向けて「公共施設等LED化事業」を展開するなど、重要課題の解決に取り組んでまいりました。
 地方債現在高は、前年度末から11億円余り減少し約153億7,300万円、基金現在高は、財政調整基金への予算積立、また、ふるさと納税寄附金が好調に推移していることから、17億9,800万円余り増加の約97億6,200万円とするなど、健全財政の維持にも意を注いでまいりました。
 地方公共団体の財政状況を、統一的な4つの財政指標で明らかにした「財政健全化判断比率」につきましては、すべての会計で黒字であり、資金不足は生じなかったため、「実質赤字比率」、「連結実質赤字比率」は算出されませんでした。また、「実質公債費比率」は、0.9ポイント減少し12.6%となり、さらに「将来負担比率」は、11.8ポイント減少し15.1%と改善されたところであります。
 今後の財政運営につきましては、止まらぬ物価上昇等、急速な社会変化にも的確に対応し、地方税の確保はもとより、ふるさと納税の推進強化を柱とした新たな財源確保など、行財政改革に取り組むなかで、引き続き、持続可能な健全財政を維持してまいります。

 次に、安全・安心アドバイザーについてであります。
 防災とともに、市民の皆様が安心して生活していくために重要な「防犯対策」を強化するため、先月、市内在住で山梨県警察OBの方を「甲州市安全・安心アドバイザー」に委嘱いたしました。防犯知識の習得や安全な環境づくり、犯罪被害者支援など市民の安全・安心に繋がる様々な場面で、豊富な知識と経験を持つアドバイザーの活用を図ってまいります。

 次に、地域公社についてであります。
 これまで設立準備を進めてきた地域公社については、現在設立登記の手続きを行っており、遅くとも10月中には完了する見込みであります。今後は各種イベントへの出展などを足掛かりに事業を展開してまいります。

 次に、国際交流事業についてであります。
 先月には、友好親善都市であるアメリカ合衆国エイムズ市からの中学生訪問団を受け入れ、市民との交流を図ったところですが、来月16日からは市内中学生20名が、6泊8日でエイムズ市を訪問する予定であります。5日間のホームステイを通じて他国の文化や習慣を経験する貴重な機会ですので、充実した滞在となるよう、生徒のサポートに努めてまいります。
 また私自身も、姉妹都市締結50周年記念事業として、11月にフランス共和国ボーヌ市を訪問いたします。ボーヌ市からは毎年、ワインオークションへの招待状をいただいておりましたが、これまで訪問が叶いませんでした。本年は節目の年ですので、更なる友好親善を図るため、記念調印式などを実施する予定です。

 次に、物価高騰対策支援金支給事業についてであります。
 長引く物価高騰の影響を受け、厳しい運営を強いられている医療機関、介護・子育て・福祉サービス事業者等の、経済的な負担軽減と安定的運営を図るため、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、支援金を支給することといたしました。
 また、同様の影響を受ける子育て世帯の経済的な負担軽減と、保育環境のさらなる充実化を図るため、保育所等の主食費及び副食費の補助制度を創設することとし、これらに関連する補正予算案を本定例会に上程したところであります。

 次に、介護保険事業についてであります。
 高齢者を地域で支えていく地域包括ケアシステムの推進などを目的に、市と、介護事業所、医療機関、被保険者等が、個々の介護情報を電子的に閲覧できるようにするための関係システム改修を進めております。
 これにより介護・医療サービスの向上、介護事業所や医療機関等における事務の負担軽減、地域の実情に応じた介護保険事業の運営等が図れることとなります。

 次に、歯科健診についてであります。
 市民の皆様が健康的な生活を送る上では、口腔内の健康を保持することが大変重要であります。このことから、「いい歯の日」に合わせて11月7日と8日の2日間限定で、甲州市歯科医師会にご協力をいただく中、総合健診において口腔スクリーニング検査を行います。希望者は無料で検査が受けられますので、広く周知するとともに、引き続き生涯を通じた歯科保健の推進に取り組んでまいります。

 次に、市立勝沼病院についてであります。
 院内の快適な受診・治療環境を維持するため、老朽化した空調設備の改修工事を来月から実施する予定です。なお工事期間中も入院・外来診療は継続いたしますので、患者の安全には細心の注意を払い、工事を進めてまいります。

 次に、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」についてであります。
 先月、市内の果樹園にて成虫が発見されたことを受け、緊急の防除対策を進めております。農地については県、JAフルーツ山梨と連携し、市内全域を対象にモモ、スモモ等栽培者に対し、今月20日までを期限として薬剤散布の実施を呼びかけたところであります。
 また農地以外の市有地、民有地についても市内全域を対象として、サクラなどを中心に約3,900本に薬剤散布を進めております。これについては来月末までの事業完了を目指します。
 今後も状況に応じて迅速な対応に努め、被害拡大防止に万全を期してまいります。

 次に、市産果実販路拡大の取り組みについてであります。
 7月に大阪市場、また今週初めには台湾において、JAフルーツ山梨と連携し、本市農産物のトップセールスを実施いたしました。市産果実を大いにPRしてまいりましたが、品質については他の産地と比較しても高い評価をいただいたところであります。

 次に、鳥獣害対策についてであります。
 有害鳥獣駆除にかかる、県内初の試みとなります大型の排水管を活用した効率的な残渣処理施設の実証実験を開始いたします。これにより鳥獣捕獲後の処理の迅速化と、猟友会会員等、駆除従事者の作業負担軽減が図られ、持続可能な有害鳥獣対策の確立を目指してまいります。

 次に、世界農業遺産についてであります。
 その価値と魅力を広く発信するため、東京都内でのPR活動を来月14日から3日間、中野区役所イベントスペースにおいて実施いたします。これにより、峡東地域の農業が有する歴史的・文化的価値を啓発するとともに、交流人口の拡大と地域経済の活性化に繋げてまいります。

 次に、主要イベントの開催についてであります。
 「第73回かつぬまぶどうまつり」を10月3日に、「第21回およっちょい祭り」を10月18日に開催いたします。多くの来場者に楽しんでいただけるよう、現在実行委員会で準備を進めているところであります。
 また関連団体との共催により、今月30日に開催される峡東地域をサイクリングで巡る「やまなしフルーツライド」につきましては本年、第10回の節目を迎えますが、300名を超える参加者をお迎えして開催する予定であります。

 次に、観光振興についてであります。
 本年度で2回目の開催となりますデジタルスタンプラリーは今月3日から11月30日までの期間で実施しております。スタンプスポットを昨年の15ヵ所から20ヵ所に増設し、観光客の市内滞在時間の延伸を図るとともに、立ち寄る場所の傾向などを統計的に分析できるデータ収集を進めてまいります。
 また11月には、山梨英和大学との連携事業として「甲州市おもてなし講座」を開講し、これを本市観光PRに携わる人材の発掘に繋げていきたいと考えております。

 次に、ワイン振興についてであります。
 今月7日に甲州市原産地呼称ワイン認証制度による審査会を実施し、10点のワインを認証いたしました。これらにはデジタル技術を活用し、ワイナリーや醸造家、さらに原料ブドウ栽培地等の情報を付与して販売されるため、消費者により詳細な商品情報を提供できることとなりますので、これを販路の拡大等に繋げてまいります。

 次に、甲州市物価高騰対策地域商品券についてであります。
 今月19日時点で全体の約74.3%にあたる3億1,700万円余りの利用があり、物価高騰対策だけでなく、地域経済の活性化や地域内消費促進に繋がることも期待するところです。10月末までの利用期限となりますので、市民の皆様には有効にご利用いただきたいと思います。

 次に、県営畑地帯総合整備事業についてであります。
 菱山地区については、9月末までに関係地権者との契約を完了し、秋頃には工事着手する予定となっております。
 また本年度より事業着手しております玉宮北部地区については、現在、現地測量を実施しており、圃場の区画整理、農道整備の準備を進めている段階であります。今後も農業経営の効率化、安定化を図るため、県と協働して事業を推進してまいります。

 次に、甲州市都市計画マスタープランについてであります。
 現行のマスタープランは平成20年度に策定されたものであり、計画の目標である20年を経過することなどから、本年度、来年度で改定を進めております。これにより人口減少・少子高齢化の社会構造の変化が進む中、持続可能なまちづくりを推進してまいります。

 次に、小学校の再編についてであります。
 市内小学生及び小学生保護者の皆様に実施した学校再編に関する調査結果については、総合教育会議において教育委員会から報告をいただきました。この内容を受け、私としては児童と保護者の意向をしっかり踏まえるとともに、地域の皆様との合意形成も進めるよう、強力にお願いしたところであります。

 次に、中学校部活動の地域展開についてであります。
 少子化による生徒の減少により、運動部では単独校でのチーム編成が困難となっている競技があることから、認定地域クラブ化により「チーム甲州市」として活動を開始するところであります。今後、生徒が万全の体制で活動できるよう支援してまいります。

 次に、生涯学習事業についてであります。
 本年度は、雨宮敬次郎生誕180年、また武田勝頼公生誕480年に当たる節目であります。そこで、偉人の顕彰と地域の歴史・文化への理解を深めるための事業を実施いたします。
 来月5日からは市民文化会館にて「鉄道王」雨宮敬次郎の功績を辿る企画展を、また26日には記念講演会を開催いたします。更に11月には、景徳院の歴史と勝頼公の生涯に迫る記念イベントを、歴史学者の平山優氏を講師にお迎えして実施する予定です。
 これらの事業を通じて、郷土の偉人が残した偉業、歴史的価値などを広く発信してまいります。

 次に、水道事業についてであります。
 上下小田原地区の水道未普及対策にかかる整備事業は本年度、国道411号及び上条集落までの配水管布設工事を実施しており、当箇所については来年2月の完成を予定しております。
 今後は、整備が完了した箇所から順次供用を開始する予定であります。

 次に、勝沼ぶどうの丘についてであります。
 本市における観光振興及びワイン振興の拠点であり続けるため、今後10ヵ年の経営方針等を定める経営戦略の策定を進めております。
 なおここまでの事業収益については、前年の同時期を上回る状況で推移しており、今後、新酒ワインの発売など、当施設が一層活気づく秋の行楽シーズンが到来いたしますので、更なる収益の向上に取り組んでまいります。

 最後に、本議会に提案いたしました補正予算案の概要について、ご説明申し上げます。
 一般会計補正予算第4号は1,300万2千円を増額し、補正後の額を221億1,895万7千円といたしました。本補正は、電線共同溝光ケーブル入線事業ほか1事業であり、資材の調達に時間を要することから本日の議決をお願いするものであります。
 続いて、一般会計補正予算第5号は、16億9,394万6千円増額し、補正後の額を238億1,290万3千円といたしました。
 特別会計につきましては、国民健康保険事業特別会計補正予算第1号ほか3会計で487万5千円減額し、補正後の額を88億2,194万7千円といたしました。
 企業会計につきましては、水道事業会計ほか3会計で、収益的収入を456万4千円、収益的支出を116万円増額しております。また、勝沼病院事業会計におきましては、資本的支出を630万円増額しております。
 これら補正予算案を含め、本定例会におきましてご審議等をお願いいたします案件は、承認案件1件、条例案4件、補正予算案10件、その他案件4件、決算認定案件14件、報告事項3件であります。よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。

 以上、私の所信の一端と主な施策、事業等の概要を申し述べさせていただきました。甲州市の更なる発展のため、全力で取り組んでまいりますので、議員各位、ならびに市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

これまでの施政方針等

甲州市議会 施政方針等

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住所:山梨県甲州市塩山上於曽1085番地1
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