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定住型 農業

甲州市を知ったきっかけ、移住のきっかけは?

都会の雑踏を離れて、自然と共に!

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以前は千葉と都内で働いていました。都会のくらしは便利で嫌いではなかったのですが、自分が一生暮らす場所はどこだろうか?と考えていくうちに移住を考えるようになりました。そんな時、地域おこし協力隊という活動の話を聞いて「これだ!」と思い、早速応募してみました。特に、以前やっていたこととは違うことをしたいなと思い、まずは協力隊の活動を通じて地域を知り、地域住民と触れ合いながら生活していきたいと思い移住を決めました。

甲州市に来て、農業をはじめさまざまな経験をさせていただきました。現在は主に、甘草の里づくりに貢献するために、地域の人々と協力しながら、甘草の栽培と商品化に向けて日々奮闘中です。

初めて甲州市に来た時の第一印象は?

言葉にならない・・・

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私が「よしっ、移住しよう」と決め手になったのがフルーツラインからの眺めでした。全国色んな所に行きましたが、こんなにステキな眺めは他にはなく、一目惚れをしました。昼間の景色と夜景はとても美しいです。ぜひ、多くの人に見に来てほしいですね!

現在の暮らしは?

甘草(かんぞう)と共に暮らす日々

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とても充実しています!今、私は甘草(かんぞう)という草をつかった味噌作りや、その他にも甘草の活用について研究をしています。

甘草は、多年草の植物でいろいろな薬効があることで知られています。非常に甘い成分を持ち、その甘さは砂糖の数十倍とも言われています。甲州市塩山に甘草屋敷(かんぞうやしき)と呼ばれる旧高野家住宅があります。ここは重要文化財にも指定されている屋敷です。この旧家は、江戸時代より薬草である甘草の栽培を初め、江戸幕府から栽培と管理を命じられ、上納していたことでそう呼ばれています。

この甘草屋敷は、私が今取り組んでいる甘草の商品化に向けて重要な場所になっています。
実はこの甘草、「花がめったに咲かず、種が採りづらい」んです。苗からしか増やすことが出来ず、国内では、種からの栽培に関しては、どのようにして繁殖するかわかっていないんです。ですので、甲州市では収穫して残る苗を挿し芽にして試験栽培をしながら、徐々に甘草を増やして、漢方には勿論ですが、さまざまな食品に応用し普及することをめざして目下活動中です!

実際に住んでみていかがですか?

あたたかな人たちに支えられ、感謝しています

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もともと田舎くらしをしたかったので、楽しいです!地域のイベントに参加したり、近隣の方々との交流は何にも代えがたい私の財産です。私は、知り合いがまったくいない中で甲州市に移住してきました。しかし、地域おこし協力隊の前任者の方が多くの人や場所を紹介してくれて一気に活動の場が広がりました。

今日も、私が作った甘草の手前味噌(甘草の含有量を変えたいくつかの味噌)を来場した方々に試食していたりと、着々と商品開発に近づいています。甲府市内の味噌屋さんに味噌の作り方を教わり、そこに甘草を配合していくつかの種類の味噌の試作をしているわけですが、これもやはり紹介によって知り合った方です。

甘草の栽培についても、なかなか難しく、詳しい方の話しを聞いたり...と、やはり人のつながりがなくては私の活動も成立しません。

そういった意味で、景色や食べ物はもちろんのこと、人のつながりについては「ほんとによかったなあ〜」と実感しています。

移住を考えている方へアドバイスをお願いします。

まずは来てみて下さい!

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絶対にこれをやるんだ!という明確な目標がなくても、発見した中でピンっとくるものがあればそれを行ったらいいと思います。

そして、まずは一度来てみて下さい。市役所に希望を伝えて、色んな人を紹介してもらうことも手でしょう。私も紹介することが可能です。市民しか知らないような場所に行ったり、色んな体験をしてまずは甲州市を知っていただくことが一番かと思います。

何度も来て、いろんな人と話しをして、色んな場所を見て、移住するかどうかを検討されるのがよいと思います。

プロフィール

山田さん

移住前:東京都(出身:青森県)
移住エリア:塩山

地域おこし協力隊二期として甲州市へ移住後、塩山エリアで甘草の栽培と普及のため、商品開発等を中心に取り組んでいらっしゃいます。

移住者インタビュー


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