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インターンシップとして大学生の受け入れを行いました。

お知らせ

 甲州市役所では、就業体験の機会を提供することにより、市政に対する理解を深めてもらうため、大学生のインターンシップを受け入れています。
今年度は8月18日~22日の日程で、山梨大学、東海大学の学生計6名を受け入れました。

 5日間を通して、様々な市役所業務を体験してもらいました。政策秘書課では空き家情報バンク掲載物件やお試し住宅の見学、シェアオフィス甲州の見学、甲州市の地方創生事業について学びました。

空き家情報バンク掲載物件見学.jpg空き家対策説明.jpgシェアオフィス屋上.jpgふるさと納税.jpg

空き家問題についての感想

  • 甲州市には約13,380戸の住宅に対し、相続を主な原因とする約2,000戸の空き家が存在しており、この問題は今後も増え続けることが予想される一方で、県外からの移住を促す「空き家情報バンク」は非常に良い仕組みであり、現在の利用者数が約2,000人であることから、さらなる全国的な周知が必要だと考える。

  • 管理不全空き家や特定空き家に対する税制上の優遇措置の解除は、土地の有効活用を促す観点から妥当であると感じた。また、空き家情報バンクの利用が少ないのは、所有者側の事情も関係していると考えた。

  • 空き家は、その町の地域活性化につながる可能性もあれば、悪影響を及ぼすこともあると学んだ。特に、所有者が相続によって取得したものの住んでいないという理由が、空き家増加の大きな要因であることに強い印象を受けた。この所有者不在の問題を解決しない限り、空き家は減少しないと感じた。また、管理されていない空き家は、景観の悪化や雑草の侵食による道路利用の妨げなど、住民の生活に悪影響を及ぼす可能性があることを学んだ。最終的に特定空き家として解体されると、資源として活用できるかもしれない建物が失われてしまうことも知った。

シェアオフィス甲州についての感想

  • 施設を実際に見学したところ、想像していた「仕事だけの堅い場所」とは異なり、個室や会議スペース、交流の場もあり、柔軟な使い方ができる印象を受けた。また、市役所以外は今まで立ち入りにくいと感じていたが、実際には市民が利用できる施設が多いことを知った。

  • よく訪れるローソンの上にシェアオフィスの施設があることを知って驚いた。ただ場所を提供するだけでなく、「つながれる場所」としても活用されていることが面白いと感じた。ぜひ機会があれば活用したいと思う。

  • 使われなくなった施設を再利用して市民の交流の場となるシェアオフィスをつくることは、非常に良い政策だと感じた。自分の町にも同様の施設があれば利用したい。24時間200円という低価格で、自分の用途に合わせて利用できる点や山梨のきれいな空気の中でリフレッシュしながら、作業や仕事に集中しやすい環境であることも魅力だと思った。

地域創生事業に対しての感想

  • 甲州市では地域創生・移住事業として、様々な施策を進めている。特に、甲州市の暮らしの魅力を発信する「甲州らいふ」は、市外の人々にもその魅力を伝える取り組みとして評価できる。中でも、子育て世代へのインタビューは、同世代の移住検討者にとって参考になる内容である。また、実際の生活を体験できる「お試し住宅」制度も、移住への後押しとなる有効な事業である。

  • 甲州市の地方創生・移住事業全体の説明を聞いて、「地域に変化を起こす」ことを最も重視されていると感じた。「甲州らいふ」などでの情報発信から移住事業に至るまで、あらゆる場面で「関係人口」の創出が重視されている。地域の内外の人材をつなげ、新しい事業を生み出すことは、「変化」を生み出す上で不可欠であり、多様な人材を引き込むことで、様々なニーズに応えたいという甲州市役所のビジョンを感じた。

  • 甲州市の移住事業は、移住希望者にとって非常に魅力的だと感じた。特に無料で宿泊できるお試し住宅は、その町の暮らしを実際に体験できる良い機会だと思った。また、空き家情報バンクを登録制にすることで、本当に移住を考えている人を集めることができ、定住につながる可能性を高めていると考えた。さらに、若い世代を増やすための施策として、出産・子育て支援や給食費の無償化が、子育て世帯にとって住みやすい環境づくりに貢献していると感じた。

ふるさと納税についての感想

  • ふるさと納税について、これまでは深く考えることなく税は「納めるもの」と捉えていた。しかし、ふるさと納税が地域の活性化につながり、返礼品によって納税先の地域に偏りが生まれることを認識した。この制度を通して、納税者自身が税について考えるきっかけになっていることに気づいた。

  • ふるさと納税は地域間での競争が激しい中、甲州市の返礼品は人気であり、ぶどうや桃などの果樹農業の存続がより重要であると感じた。こういった人気の返礼品を守ると同時に新たな可能性のある商品開発も重要であると感じた。

  • 仕組みや使い道について詳しく知ることができた。生産者さんと良好な関係を築く必要があることも分かった。職員との交流会で公務員はコミュニケーション力が重要であるという話を伺ったが、その話とつながってこれからコミュニケーション力を伸ばしていくためにいろいろな方と会話していこうと思った。甲州市は全国でふるさと納税の寄附額が45位だと聞いて、ブランド確立だけでなくPR力もあることがわかった。

その他(自由記述)

  • 民間と公務員どちらを選ぶか悩んでいたが、たくさん質問をすることができ将来の選択肢が広がった。

  • 公務員は幅広く個人を助けられること、様々な部署を経験するがどのような業務も考え方を変えればやりがいに繋がるという新たな視点をとらえることができた。

  • 地域活性化起業人や市職員の方のお話は、甲州市や市役所の持つ役割への理解を深めるだけでなく、今後の就職活動や社会人としての在り方も学ぶことができ良い経験になった。

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