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仕事も子育ても自分らしく

定住型 起業

今回のインタビューは、それぞれの年代で子育てをしながら、自分らしい働き方を実践している3人のママさんたちに、甲州市での子育てについてお話を伺いました。

  • ワカスギハツミさん(お子さん:19歳男子、11歳男子)
    アロマテラピースクール&サロン Aroma TOUCH経営
    Instagram:@aroma_touch_yamanashi
  • 荒井古都音さん(お子さん:小学1年女子、年少女子)
    SHレンタルスペース運営
    Instagram:@shhouse2020 / @twins.yarn
  • 箕浦早央里さん(お子さん:3歳男子)
    東京から移住、農家手伝いや地元食材の食品加工など行う。
    Instagram:@onim.jp

みなさん、普段はどのようなお仕事をされていますか?

ワカスギハツミさん(以下、ワカスギ) 自宅で、アロマサロンやアロマスクールを経営しています。また、マルシェやワークショップなどを開催して、アロマテラピーの楽しさを成分や作用を交えながら日々の暮らしに役立てる方法を伝えています。

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荒井古都音さん(以下、荒井) 私は塩山にある「SHレンタルスペース」の運営を行っています。スペースをお貸しするだけでなく、イベントやマルシェのお手伝いなども。個人では、マクラメ糸を使ったハンドメイド雑貨を作ったり販売したりしています。

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箕浦早央里さん(以下、箕浦) 私は令和4年に東京から移住してきました。現在は果樹や野菜の農家さんの手伝いをしながら、地元の果物や野菜を使い、ジャムなどの瓶詰の食品加工をしています。また甲州市の空き家バンクで見つけた古民家を、夫と共に直しながら暮らしていますよ。

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みなさんそれぞれ個性が仕事にもあらわれているようです。お休みの日はお子さんとはどのように過ごされるのですか?

ワカスギ 下の子どもが小学校高学年なので、休日はスポーツ少年団の活動に参加しています。活動がない時は、夫と一緒にサイクリングを楽しんでいます。上の子はもう大人なので、自由に過ごしています(笑)。

荒井 私は仕事上、土日祝日はマルシェなどイベントの仕事が入っていることも多いので、子どもと一緒にイベントに参加して、仕事をしつつ一緒に楽しんでいますよ。家族みんながお休みの時は、近場のキャンプ場にキャンプに行くこともあります。

箕浦 子どもと一緒に近所の山に遊びに行くことが多いです。保育園で知り合った父母さんたちに素敵な暮らしをしている方がたくさんいて、その子どもたちと一緒にごはんなどを持ち寄って過ごしたり、家族では山や川でピクニックみたいなことをしています。庭の畑を駆け回って遊ぶのが子どもにとっての定番スタイルで、昔は服が汚れたらすぐ「ママ拭いて」と言っていた子どもも、今では積極的に土いじりをしていますね。

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甲州市でお子さんと遊ぶおすすめスポットはありますか?

荒井 おすすめの場所はズバリ公園ですね。果物をモチーフにした遊具があるふれあい公園や、桜が有名な甚六桜公園など、甲州市には様々な公園が点在しているので、飽きずにいろいろな場所に行けると思います。

箕浦 自然が豊かなのでいろいろなところで遊べますしね。

保育園、幼稚園、小学校、中学校等の取り組みや学校生活で印象に残ったこと、良かったこと、驚いたことなどはありますか。

荒井 娘が通っている小学校は、「半袖!短パン!素足!」で、校庭を駆け回る伝統があります。最初はびっくりしましたが、面白い取り組みで健康的でいいなぁと思います。

箕浦 息子が通う保育園(※1)もそうです。園庭遊びは、基本は裸足。他にも、保育園の畑に行ったり、自然観察をしたり、味噌作りをしたりととても楽しそうです。こうした経験ができ、移住して良かったなぁと思いました。

荒井 小学校の給食試食会に参加したのですが、学校給食がとても美味しいんですよ。地元の食材を使った給食や、「まごわやさしい」給食など、様々な工夫がされていて、子どもたちが羨ましいです。甲州市は「塩山式手ばかり」(※2)を使った食育も有名ですよね。

ワカスギ うちの子どもたちは、市が開催しているアドベンチャークラブに参加していました。甲州市の豊かな自然を生かして、釣りをしたり、キャンプをしたり、お友達と一緒にいろいろなイベントに行きましたよ。アドベンチャークラブは、家では経験できないことを、学校、学年、地域を超えて様々な子どもたちと一緒にふれあいながら取り組むので、とても良い体験になったと思います。

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甲州市の子育て支援で、使って良かった制度などがあれば教えて下さい。

箕浦 甲州市は、子育て支援がすごく充実していますよね。移住してすぐの頃、仕事や引っ越し作業をする際に、ファミリーサポートセンター(※3)で子どもを預かってもらい、とても助かりました。

荒井 産前・産後に通える「ママのほっとスペース(※4)」もありますよね!ママたちと交流したり、助産師さんに相談したり、一息つけるスペースでした。他には市内に4カ所ある子育て支援センターにも行きました。各センターで独自にイベントを企画しているので、その時のイベント内容や、誰かと話をしたいとか、少しゆっくりしたいとか、自分の気持ちに応じてセンターを選びながら、子どもと一緒に楽しむことができました。

ワカスギ 甲州市は子どもが楽しめるイベントやお祭りが多く感じますね。

荒井 甲州こどもフェスタは、親も一緒に楽しめるし、子どもたちの周りにこんなにもたくさん見守ってくれる大人がいるんだなぁと感じるイベントですよね。

ワカスギ それを聞くと、もう一回子育てしたくなりますね(笑)。

荒井 どんど焼きなどの地域行事は、地域の人がいろいろ教えてくださって。人と人との距離が近い分、見守ってくれているなぁと感じますよね。

箕浦 そうですね。いろいろな人が自分たち家族を見ていてくれることって、東京などではなかなかありませんからね。

これからの子育てについての展望はありますか?

箕浦 今はまだ住み始めたばかりですが、これからいろいろなことを考えながら、家も暮らしも少しずつ、より良くなっていくのではないかなと思います。植物がゆっくりと育っていくように、自分たちも焦らず、この地にしっかり根付いていけるよう暮らしていければと考えています。

ワカスギ 自然豊かな甲州市ならではの色を感じながら過ごすことですね。そして、家族がそれぞれ幸せになる選択をして暮らしていければと思います。

荒井 私も子どもたちや家族を見守りつつ、自分のやりたいことをやっていきたいなと思っています!

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関連リンク

※1 待機児童ゼロ!質の高さを実感する甲州市の保育所・認定こども園
https://www.city.koshu.yamanashi.jp/iju/54things/articles/no-104.html

※2 甲州市民のデータを基に、自分の手を使って「1日分の食べる量」をバランスよく量れる甲州市オリジナルの手ばかり。
https://www.city.koshu.yamanashi.jp/iju/54things/articles/no-149.html

※3 育児の手助けをして欲しい人と、育児の手助けができる人とのネットワークで成り立つ組織。一時預かりやサポーター育成などを行っています。
https://www.city.koshu.yamanashi.jp/docs/2020092900093/

※4 妊婦や産後ママが、赤ちゃんと一緒にほっと一息つける場所。助産師や保健師の専門相談も受けられます。
https://www.city.koshu.yamanashi.jp/docs/2017020600125/

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